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1980〜1990年代の懐かしいサックスサウンドを、時代の流れによる音の特徴など、ヒット曲に囲まれ、楽しくハイテンションで振り返れるベストアルバム1作品。

2024-02-15

作品名:
HALF MOON STREET [+1]
(2018年作品)


ミュージシャン:
MALTA

 こちらは、『デビュー20周年企画。全曲サックスパート新録音!』として2003年に発売されたベスト作品の、『ADLIB presents ビクター 和 フュージョン プレミアム・ベスト』シリーズで、オリジナル作品に楽曲ハイプレッシャーのシングルヴァージョンを追加して、2018年に再発盤として出たものになります。

もともとK2HD PROマスタリングとして発売されたCDが、更にUltimate Hi Quality CDとなっているので、雰囲気は昔を感じる部分もますが、音に関してはとてもクリアで1音1音はっきりと聞こえてくる、質の高い作品になっております。
そして、サックスは再録音(2003年)なので古臭さは無く、MALTAさんを好きな方はもちろんですが、知らない方が聴くのに最適だとも思います。

 私は、MALTAさんを常に追っかけてきているわけではないので、細かいことまではわからないのですが、フュージョンに初めて出会った小学生の頃に、父親の部屋で流れていた音楽の1つです。

サックスというと、同時期に出会ったTHE-SQUAREのポップで聴きやすく、抒情的なサウンドを交えた音楽の方が好みなので、MALTAさんの大人でアダルトな雰囲気漂うサウンドは、子供心には響かなかったです。

ただ、グループではなくソロミュージシャンとして、サウンドレパートリーの凄さと演奏技術はとても素晴らしく、常にポップではないのに難しくなく聴きやすいメロディアスな曲も多いです。

レコチョクの配信は、今作品が無いため2003年のオリジナル版になります。

目次

CDプレーヤーをオシャレにインテリア

  1. CDジャケットアートを収納できる壁掛けCDプレイヤー。
  2. お気に入りのCDジャケットで、さりげないオシャレインテリア。
  3. Bluetooth 5.0搭載で、ワイヤレスイヤフォンやBluetoothスピーカーに接続可能。
  4. ホワイト・ブラックの2色

ポイント

新旧年代順でヒット曲が収録されており、MALTA作品初めての方に凄くオススメ。

2022年現在からすると昔の位置付けになる曲が収録されていますが、音は素晴らしく良い。

サックスパート再録音前の、各タイトル収録のヴァージョンと聴き比べするのも面白いと思う。

参加ミュージシャン

MALTA
(アルトサックス)

1曲目
MALTA
(アルトサックス)

2曲目
Tsunehide Matsuki
(ギター)
Soichi Noriki
(fender rhodes)
Akira Okazawa
(ベース)
Yuichi Togashiki
(ドラム)

3曲目
Masaki Matsubara
(ギター)
Soichi Noriki
(fender rhodes)
Akira Okazawa
(ベース)
Yuichi Togashiki
(ドラム)
Norimasa Yamazaki
(シンセサイザー)
(グロッケンシュピール)

4曲目
Dann Haff
(ギター)
Don Grusin
(ピアノ)
(シンセサイザー)
Nathan East
(ベース)
Vince Colaiuta
(ドラム)
Paulinho Da Costa
(パーカッション)

5曲目
Michael Landau
(ギター)
Don Grusin
(ピアノ)
(キーボード)
Tim Landers
(ベース)
Harvey Mason
(ドラム)
Larry Williams
(シンセサイザー)

6曲目
Katsutoshi Morizono
(ギター)
Toshiki Nunokawa
(ギター)
Masahiro Sayama
(fender rhodes)
(キーボード)
Ken Watanabe
(ベース)
Mansaku Kimura
(ドラム)
Norimasa Yamazaki
(シンセサイザー)

7曲目
Fujimaru Yoshino
(ギター)
Jun Kajiwara
(ギター)
Yuzo Hayashi
(instruments programming)
(キーボード)
Joey Johnson
Yoko Yamaguchi
Reddy Yoko
Kazuko Kato
(コーラス)

8曲目
Jun Kajiwara
(ギター)
Yuzo Hayashi
(instruments programming)
(キーボード)

9曲目
Nick Moroch
(ギター)
Philippe Saisse
(キーボード)
Anthony Jackson
(ベース)
Omar Hakim
(ドラム)
Don Alias
(パーカッション)

CDブックレットより

10曲目
Jun Sumida
(ギター)
Kiyotsugu Amano
(ギター)
Fumiaki Ogawa
(キーボード)
Keiichi Oku
(キーボード)
(ドラム)
(パーカッションプログラミング)
Akira Okazawa
(ベース)
Yuichi Togashiki
(ドラム)

11曲目
MALTA
(シンセサイザー)
Tsuyoshi Kon
(ギター)
Masaki Matsubara
(ギター)
Jun Fukamachi
(ピアノ)
Akira Okazawa
(ベース)
Hideo Yamaki
(ドラム)
Akiyoshi Adachi
(パーカッション)

12曲目
Kazuhiko Iwami
(ギター)
Shigeo Fukuda
(ピアノ)
(キーボード)
Fumiaki Ogawa
(キーボード)
Tomohiko Yamamoto
(ベース)
Scott Latham
(ドラム)
(ドラムプログラミング)

13曲目
Kazuhiko Iwami
(ギター)
Fumiaki Ogawa
(キーボード)
Masashi Hirashita
(キーボード)
Tomohiko Yamamoto
(ベース)
Scott Latham
(ドラム)
Genya Kuwajima
(ドラムプログラミング)

14曲目
Tod Carver
(ギター)
Masahiro Sayama
(ピアノ)
Chris Silverstein
(ベース)
Scott Latham
(ドラム)
Yoichi Hosohata
(パーカッション)

15曲目
Tim Cansfield
(ギター)
Graham Harvey
(キーボード)
Randy Hope Taylor
(ベース)
Tony Mason
(ドラム)
Karl Vandenbosshe
(パーカッション)

16曲目
MALTA
(アルトサックス)

17曲目
4曲目のシングルヴァージョン
メンバー表記なし

CDブックレットより

感動的な音楽が好みな私が聴いた場合の全体感想

🎼:MALTA

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い)
 🔴🔴🔴🔴⚪
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🔴🔴🔴🔴🔴
疾走感
(⬅スローテンポ多・アップテンポ多➡)
 🔴🔴⚪⚪⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 🔴⚪⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)
 🔴🔴⚪⚪⚪

各曲感想

1,
Shiny Lady(prologue)

 プロローグということで、スラスラっと美しい音色を奏でる短い曲です。

2,
Manhattan In Blue

 夜景の綺麗なタワーマンション最上階で、オシャレなお酒を飲みながら黄昏れる情景が似合いそうな、甘い雰囲気の哀愁感たっぷりな曲です。
サックスの音色がとても似合うスタイルのサウンドがとても素敵です。

3,
Morning Flight

 イントロは少し暗い感じな印象ですが、始まると爽やかなメロディに乗せて、自由にメロディアスな演奏をしているようなスタイルがとても気持ち良い曲です。
海が見える風景の中、のんびり散歩やサイクリングなどにとても合いそうです。

4,
High Pressure

 とてもポップで、パーカッションが入っている事によりとても軽快なノリの良い曲です。
ガッチリとしたバンドサウンドに、ファンキーなサックス演奏がとても勢いがあり、ハードなフュージョンになっています。
初期の頃のTHE SQUAREが好きな方も気に入る曲だと思います。

5,
Obsession

 とても馴染みやすいポップで楽しい雰囲気のメロディに乗せて、伸びのある音と鋭い音のサックス演奏が、緩急が有り気持ち良い曲です。
エレキギターの演奏が目立っているので、こちらも前曲に続き、初期THE SQUARE好きに気に入っていただけるタイプの曲だと思います。

6,
Sexy Galaxy

 南国リゾート感満載で、なめらかなサックスの演奏が心地良いアップテンポの曲です。
基本メロディにどんどん味付けをして盛り上がる展開で、吹きまくりのソロもテンションが上がります。
モータボートくらいスピートの出る船で、ヘッドホンをして聴いたら気持ちよさそうです。

7,
Lovers

 サックスならではのバラード表現で、うっとりとする優しい音で美メロが堪能できます。
にぎやかで激しい曲も良いけど、こういったしっとりとした演奏も目の前で見るととてもゾクゾクします。
コーラスが個人的には残念ですが、MALTAさんの得意とするタイプの曲だと感じます。

8,
Wings Of Tomorrow

 とても聴きやすいポップな曲で、スポーツ番組のテーマ曲とか、人間ドラマがとても似合いそうな熱めのメロディを爽やかに表現しています。
ウインドシンセと掛け合いも特徴的で、力強いサックス演奏と優しいウインドシンセの演奏が、T-SQUARE好きな方にオススメできるサウンドになっています。

9,
Street Battery

 ファンク・ジャズな雰囲気で、バックの軽快なキーボード演奏が体を動かしたくなります。
途中のfender rhodesドラムの軽いソロがカッコよく、全体的にリズムが気持ち良くお気に入りです。

10,
Sky Walker

 ベースバターンとドラムの進行が軽快でノリが良く、明るく愉快なリズムとメロディさに爽やかなサックス演奏が、とてもポジディブサウンドです。
MALTAさんで比較的多いスタイルの楽曲だと思います。

11,
Shiny Lady

 南国感がとても感じられ、海岸沿いのドライブがとても似合いそうな曲です。
ピアノとサックスの演奏が心地良く、終始バックでピアノがなっており、途中のソロがとても好きです。

12,
Sapphire

 80年代シティポップの世界観が漂い、懐かしくとてもカッコイイ曲です。
曲の雰囲気にサックスの音色がとても似合い、落ち着いた曲調ですがとても渋くダンディという言葉が似合いそうなサウンドです。
コーラスが多めなのがやはり残念ですが、メロディがとてもカッコイイのでお気に入りです。

13,
Dancing Makes You Smile

 前曲同様シティポップ感がある渋い曲です。
こちらは哀愁感がとてもあり、私は真っ先に当時の『あぶない刑事』が連想できました。
力強い演奏がカッコよく、グルーヴ感が最高で自然に体が揺れてしまいます。
コーラスはやはり多めです。

14,
Felicia

 ボサノヴァ調のサウンドに、とても哀愁のあるメロウな演奏でアダルトな雰囲気のある曲です。
途中のアコースティックギターとピアノのソロが素敵で、黄昏の都会が似合う胸に沁みるメロディが良いです。
アニメ、ルパン三世の少しせつない結末の時に流れるような世界観もあります。

15,
Half Moon Street

 前曲の世界観を更にアダルトで甘く、哀愁感を増幅させたサウンドです。
路地裏にひっそりと建つオシャレなBARで、少し危険な仕事をする人物が、渋く1人飲みしているような情景が浮かびます。
サックスが優しく歌っていると表現したくなるような演奏で、じっくり聴き酔わせてくれる曲です。

16,
Sweet Magic(epilogue)

 エピローグということで、曲というよりは、ステージ上でライブの最後にファンサービスで、軽いソロ演奏を披露している感じの短い締め曲です。

17,
High Pressure(Single Version)
ボーナストラック

 今作『ADLIB presents ビクター 和 フュージョン プレミアム・ベスト』に追加されたボーナストラックです。

最後に

 今作品は、音も良く、むかしの音を楽しむという意味では素晴らしいものだと思います。
収録もヒット曲揃いで、MALTAサウンド初心者の方にとてもオススメで、MALTA入門で役立つアルバムになっています。

ただ、真の素晴らしさを知るという意味では、聴きやすい曲が目立つので、演奏のテクニックや多彩な表現を体感するのには、少し物足りないと思います。

というのも、今作品には涙を誘うメロディの曲が全く入っていないことです。
壮大でファンタジックな楽曲はほぼありませんが、楽器演奏家が表現するリアルな感動を感じれる、大人な感動メロディが、まだまだ沢山あります。

入門でこちらの作品を聴いて、気に入ったら各アルバムタイトルを聴いてみるのが良いと思います。
MALTAさんの生み出す、生楽器の演奏の素晴らしさと、演奏テクニックに酔うことが出来ると思います。


「楽器が演奏できるようになりたい!」と、少しでも思ったことがある方へ。
今は学びの形も様々ですね。
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音楽家に憧れを抱いている方、ただただ自分自身だけで楽器演奏を楽しみたい方、最近は外出せず自宅にいながら楽器のレッスンを受けるスタイルが、どんどんパワーアップしているようです。

家で受ける場合は、もちろん隣人やご近所さんに迷惑をかけない環境がある方以外にオススメしません。

しかし、家以外でレッスンを受けるという手もあります。
スマートフォンがほぼ当たり前になっている現代、電源のいらない楽器であれば、外出する手間はありますが車で出掛け、どこか景色の良い周りに迷惑のかからない安全な場所に駐車し、自分だけの好きな空間でレッスンを受ければよいわけです。

専用バッテリーとか、シガーソケットが付いてれば専用コードで要電源楽器でもいけるのか?
そこまではわからん(笑)

楽器を始めなかったわたくしが言っても説得力はありませんが、挑戦してみると人生変わるかもしれません。

楽器の種類が素晴らしく多い
リモオト

講師にこだわりが感じられる
オルコネ