ラテン音楽ベースの、哀愁感たっぷりのメロディがロックに乱舞!日本歌謡な世界観をインストゥルメンタルで感じる1作品。

2024-02-20

作品名:
ONE LAST FAREWELL
Naoya Matsuoka The Best Selection
2017年 デジタル・リマスター

ミュージシャン:
松岡 直也

 哀愁あふれるちょっぴりせつないメロディのインストゥルメンタルと言ったら、ラテンピアニストの松岡直也さんが一番に浮かんできます。
そして時代が進んだ現代でも、わたくしの中ではナンバーワンになっております。

自身ドンピシャな世代ではありませんが、当時父親兄弟が揃ってフュージョンを聴いていたので、松岡直也サウンドも自然と耳に入ってくる環境で育ってはいます。

 日本的メロディとラテン音楽の融合というのは、リリースされた作品の中で1曲など当てはまるものがあったというのは、どのミュージシャンでもある事だと思いますが、それを主体としていた演奏家は松岡直也さん1人だけなのではないでしょうか。

ブームというわけではないと思いますが、昭和歌謡など昔の音楽が自分に合い、好きになった若い世代の方もいるようですので、松岡直也さんを知らない若い方でフュージョン好きには是非オススメしたいです。

こちらの作品は、1985年当時の代表曲と言えるものが収録されており、リマスターされた良い音で松岡直也さんの音楽世界を楽しめるので、曲数としては7曲と少ないですが初めて聴く方にはとても良い作品だと思います。

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感動的メロディーが好みな私が聴いた場合の全体感想

🎼:松岡直也

メロディアス
(聴きやすさ)

🩷🩷🩷🩷🤍

全曲文句ないメロディック・フュージョンですが、ラテン音楽なので聴きやすさという意味で4つにしました。

涙腺刺激
(抒情的美メロ)

🩷🩷🩷🤍🤍

この作品収録曲は、グルーヴとメロディのバランスが良いものがメインとなっていと感じます。

演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)

🩷🩷🤍🤍🤍

松岡直也さんの場合、ライブヴァージョンだと物凄く乱舞するのですが、アルバムに収録される状態のものは、ソロパートなどそこまで派手にはなっていない印象です。

ファンタジー・メルヘン
(壮大・神秘・幻想的)

🤍🤍🤍🤍🤍

ファンタジックな部分はこの作品には無いです。

ヒロイック
(勇壮な鼓舞サウンド)

🩷🤍🤍🤍🤍

世界観としてヒロイックな部分はないのですが、ギターパートのメロディが少し勇敢さを感じさせてくれます。

ワールドミュージック色
(民族音楽的要素)

🩷🤍🤍🤍🤍

ラテン音楽というのはメジャーなジャンルとして確立されていますが、大きく括った場合民族音楽なので1付けました。

疾走感

この作品収録曲でゆっくりテンポのバラードはないです。
踊れるほどの疾走感ではありませんが、全てがノリの良いミディアムテンポ以上のものが集まっております。

曲展開

歌謡曲やJ-POPのようなわかりやすい展開の曲が集まっています。


タワーレコードとレコチョクは試聴できます。

この作品演奏家

松岡 直也
(ピアノ)
(シンセサイザー)
高橋 ゲタ夫
(ベース)
津垣 博通
(フェンダー・ローズ)
(シンセサイザー)
広瀬 徳志
(ドラム)
多田 牧男
(ドラム)
マーティン・ウィルウェバー
(ドラム)
和田 アキラ
(ギター)
是方 博邦
(ギター)
土方 隆行
(ギター)
ウィリー長崎
(ティンバレス)
菅野 慎吾
(コンガ)
田中 道明
(コンガ)

CDブックレットより

各曲感想

最後に

 今回ご紹介したのは、1985年の初回リリース作品をリマスターした2017年発売商品です。
同作品は何度か再リリースされていますが、こちらは音がとても良くなっており楽器一つ一つの音をしっかり楽しむことができると感じました。

松岡直也サウンドがストレートに気になっている人や、メロディ重視の聴きやすいラテンを求めている人などへの入門編としても凄くオススメだと思います。

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