溢れ出るピアノの美メロ！ゲームミュージックやYou Tubeのストリートピアノなどが好きな方にオススメな１作品！
作品名：
Cloud９
ミュージシャン：
SANOVA
（２０１７年作品）
美メロ・ピアノインストゥルメンタルのご紹介です。
アニメ・ゲームミュージックのファンタジックな世界観と、ごく普通の日常の世界観がとても良いバランスで表現されていると感じた、とても素敵なミュージシャンです。
ピアニストの作品は沢山存在していますが、私個人の印象だとみなさん難しい作品を作りがちな気がします。
もちろんそういった作品も素晴らしいのですが、デメリットとしては私のような楽器演奏の出来ない素人が聴いた時に、１００％理解して感動できないということだと思います。
そんな中このSANOVAさんは、凄い演奏技術を持っている事を前提で、誰もがわかりやすく、楽器演奏の専門的な知識が無くても隅々まで感動できると思います。
ピアノ・ベース・ドラムのシンプルな編成で沢山の美メロを届けてくれています。
ポイント
・全曲美メロ！
・ピアノが伴奏などサブに回ることなく全てメインである。
・多種多様な楽器が登場する作品が好きな人には、全体的に見ると少しマンネリを感じるかもしれない。
レコチョク・タワーレコード試聴可能
今作品メンバー
All Piano,Song Write
CDブックレットより
＆Arrangement
All Produced
：堀江沙知
今村慎太郎
（ドラム）
山根幸洋
（ベース）
Sound Produced
by Ikoman
感動的メロディーが好みの私が聴いた全体感想
🎼：SANOVA
・ポップ感
（聴きやすい曲が多い）
🔵🔵🔵🔵🔵
・演奏乱舞
（ソロパートなど魅せプレイの充実度）
🔵🔵⚪⚪⚪
・疾走感
（⬅スローテンポ多・アップテンポ多➡）
🔵🔵🔵🔵⚪
・ワールドミュージック色
（民族音楽的サウンド）
⚪⚪⚪⚪⚪
・涙腺刺激
（抒情的美メロ）
🔵🔵🔵⚪⚪
各曲感想
１，
Graceful Day
イントロからゾクゾクするようなとても爽やかな曲です。
個人的に、雨上がり一気に晴れ間が広がり、気持ちの良い風が流れ濡れた草木が輝いてる景色を横目に、自転車あるいはランニングで駆け抜ける様子が頭に浮かびました。
２，
regards
１曲目に続いてこちらもとても爽やかな曲で、プラス力強く勇壮なメロディが印象的です。
人生で自分自身の大事な戦いの日などに、テンション上げで活躍できそうなメロディです。
３，
Cloud9
隙間なく押し寄せるピアノが印象的です。
後半の即興ジャズセッション的なソロ演奏をイメージさせる部分がカッコイイです。
４，
up to you
極上のピアノフュージョンという感じで、イントロのメロディを何度か途中に登場させることによって、１つのテーマを様々な表現で盛り上げていくような印象の曲です。
５，
tsuki no hikari
とてもセンチメンタルなメロディに酔えるバラード曲です。
恋愛系邦画・ドラマにとても似合う少し和テイストのある雰囲気が、各々の現実世界にも当てはめやすいサウンドだと思います。
６，
Lady Luck
せつなさと勇壮さが素敵にマッチしている曲で、かなり私の好きなタイプの世界観です。
曲展開も強弱がバランスよく、リフのような進行がテンションを上げてくれます。
アニメのテーマ曲なんかにも似合いそうなカッコイイメロディの曲です。
７，
sincerely
若干の変拍子でプログレッシブな曲展開がカッコイイです。
ピアノとベースがハモリ・ユニゾンしているような進行が心地よく、爽やかさとスリリングなメロディがバランスよく押し寄せてきて、ハードで勇壮な曲です。
８，
no cord of the nord
ベースラインがとても心地よいアップテンポな曲です。
ジャズテイストのノリの良いサウンドに流れるようなピアノの演奏が乗り、ずっとソロを聴いているような技巧プレイに浸れる１曲です。
９，
river breeze
エンディング感と未来ある希望メロディが絶妙に合わさり感動できる、こういった雰囲気の曲を私的表現で未来ある最後という意味の『ありがとうエンディングサウンド』と呼んでいて、とても大好きなメロディと世界観の曲です。
１０，
手紙
前曲に対して真のエンディングと言いましょうか、リズム楽器無しのピアノソロ曲です。
悲しくなりすぎず優しさが強く感じられる極上のバラードだと思います。
最後に
私はピアノが入っているインストゥルメンタルが大好きですが、最初にも述べたとおりピアニストメインの作品は、ピアノだけでしっとりとクラシカルに聴かせるタイプか、超絶技巧に走りメロディが複雑で難しいという、結構両極端な印象があります。
なのでSANOVAさんのようにドラム・ベースを従えてしっかりとしたバンドサウンドで作り上げてくれて、しかもメロディが全て美メロという作品は割合的に少なく貴重だと思います。
個人的なわがままではありますが、今後ともスタイルを変えずにノリの良い美メロをどんどんプレイしていってい頂きたいです。
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