行き先を決めない旅のように映画サントラ内をインスト探索。2作品
1つ目作品名:
BABY DRIVER
MUSIC FROM THE MOTION PICTURE
(オリジナル・サウンドトラック)
ミュージシャン:
Various Artists
2つ目作品名:
BABY DRIVER Volume 2
:THE SCORE FOR A SCORE
ミュージシャン:
Various Artists
「うぅ~~~ん。」
「なにか普段聴かないようなジャンルや世界観のインストを聴いてみたいなぁ。」
と、思った時に見つけた意外な作品がこちらのアルバムCDになります。
間違いなく目的買いでは絶対出会わないインスト達に出会えました。
自分の好きなジャンルや世界観を求めて購入したものとは、また違った楽しさや刺激が待っていました。
この作品は?
CDジャンルとしては映画サウンドトラックとなります。
わたくし自身はこの『BABY DRIVER』という映画を見たことがないので、実際の映像レビューは出来ませんが、CDブックレットによりますと、音楽とアクションがとても密接に絡んでいるようで、『自動車のアクションの方を音楽に合わせる、まるでミュージカルのような手法でカー・アクションを撮影した』とあります。
もちろん割合で言うと2作の作品を合わせてもインスト数の割合は少なめですが、映画用に書き下ろされた曲ではなく世にリリースされている既存の曲をこれだけの数聴けるのは、ジャンルの好き嫌いにかかわらず宝箱的アルバムだと思います。
エドガー・ライト監督が本作のために選んだ楽曲を楽しむことができます。
ただ、インストゥルメンタルはほんの数曲なので、純粋にインストゥルメンタルを楽しむCDとは言えない。
Volume 2 THE SCORE FOR A SCOREの内容
・コンポーザーのスティーヴン・プライスの未公開スコアや、1作目未収録曲などで構成されております。
・1作目の曲に劇中の台詞や効果音をミックスしたヴァージョンなども楽しめます。
・ただし、ヴォーカルもの、インストゥルメンタルともに、曲と呼べるようなものはほとんど入っておらず、映画BABY DRIVERのファンの方が感動の振り返りやコレクションとしての作品だと感じます。
数だけで言えば1作目よりインストゥルメンタルは多いですが、台詞ミックスを含め肉声が入っていたり、シーン演出的意味合いのSEに近いものがほとんどなので、1作目以上に演奏曲をじっくり鑑賞できる作品とは言えない。
Recommended Works

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感動的メロディーが好みなわたくしが聴いた場合
インスト曲のみ全体感想
(評価ではなく度合いです)
1作目と2作目でどちらも方向性は一緒なので、両方まとめての度合い感想。
(収録曲の幅広さ)
普段聴かないような音楽を、バラバラに沢山聴く目的で購入しました。
「こういう音楽も良いなぁ」と発見はできました。
ただ、わたくしのようにインストにしか興味がない方の満足度は低いかもしれません。
(聴きやすさ)
1作目は比較的陽気で明るい雰囲気のインストがありますが、2作目のインストは劇伴の未公開スコアが多いのもあって、暗めな印象を受ける曲が多いです。
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
残念ながらミュージシャンの演奏に注目する目的で聴く作品ではないと思います。
(壮大・神秘・幻想的)
ファンタジーという表現の作品というより、人間味のある作品というのが合っていると思います。
(勇壮や鼓舞メロディ)
こちらもファンタジーと同じで、人間味のあるリアル路線の世界観という言い方の方が合っているので、作られた勇敢さであったり演出的な印象はありません。
(民族音楽的要素)
ニューエイジ的な印象を受けるサウンドはありますが、元の映像作品がそもそもそういった作品ではないので、民族音楽的要素はありません。
🎼:Various Artists
1作目オリジナル・サウンドトラック(2枚組)
各曲感想 DISC1
(インストのみ)
インストは15曲中/8曲
01,
曲名:
Bellbottoms
ミュージシャン:
The Jon Spencer Blues Explosion
台詞のような部分と掛け声が入っていますが、インスト部分も多いので選びました。
イントロの弦楽器演奏が勢いがあり、エッジの効いたエレキギターの演奏の激しくテンションの上がるロックサウンドです。
03,
曲名:
Egyptian Reggae
ミュージシャン:
Jonathan Richman & The Modern Lovers
西部劇で馬に乗り荒野を移動している情景が浮かぶような、哀愁あるメロディの民族音楽の雰囲気ある曲です。
曲名にレゲエとありますが、個人的にはクンビアなどにも近いような気がします。
04,
曲名:
Smokey Joe’s La La
ミュージシャン:
Googie Rene
バンドサウンドでピアノ演奏がしっかり聴ける、ピアノジャズ・ファンクといった感じです。
観衆らしき声がバックに入っているのが、ビアガーデンやBARなどのライブを感じさせてくれます。
05,
曲名:
Let’s Go Away for Awhile
ミュージシャン:
The Beach Boys
1960〜70年代あたりの映画で流れてきそうな、どこかアダルトムードを感じる曲です。
バンドサウンドとクラシック楽器の共演のようなサウンドでもあり好きです。
07,
曲名:
Kashmere
ミュージシャン:
Kashmere Stage Band
CDブックレットにありますが、演奏しているのはテキサス州の高校の軽音楽部ということです。
普通に考えて、音源があることだけでもかなりレアなことだと思いますし、ビックバンドジャズのような迫力と構成も演奏もかなり格好良く、このサントラ1作目の中でなにげに1番良い曲です。
08,
曲名:
Unsquare Dance
ミュージシャン:
The Dave Brubeck Quartet
5拍子という癖のあるリズムですが、逆にそれが耳に残ります。
ウッドベースと手拍子がわかりやすくリズムを教えてくれ、そこにジャジーなピアノ演奏が入ってくるところがカッコイイです。
13,
曲名:
Bongolia
ミュージシャン:
Incredible Bongo Band
疾走感はありませんが、ボンゴの演奏がとてもグルーヴィーなルパン・ジャズタイプの曲です。
終始鳴り止まないパーカッションと、ずっしり響くバスドラムの音で体を揺らし、サックス演奏にうっとり出来る曲です。
15,
曲名:
Early In The Morning
ミュージシャン:
Alexis Korner’s Blues Incorporated
アフリカ系の民族音楽とブルースにありそうな曲が合わさったような、少し湿っぽく薄暗い雰囲気を感じる曲です。
各曲感想 DISC2
(インストのみ)
インストは15曲中/4曲のみ
01,
曲名:
The Edge
ミュージシャン:
David McCallum
西部劇を連想させるような曲調でもあり、スパイ映画なんかも連想できるサスペンス感もある曲です。
迫力のあるストリングスとまったりとしたリズムが癖になり、やわらかいフルートの演奏が印象的な少し暗めの曲です。
03,
曲名:
Tequila
ミュージシャン:
Button Down Brass
ラテン音楽の有名な曲のカバーで、おなじみのメロディを陽気に聴かせてくれます。
演奏の魅せプレイも随所にあり、それぞれの楽器で彩ってくれています。
06,
曲名:
Intermission
ミュージシャン:
Blur
不思議メロディで賑やかに楽しい演奏を聴けます。
わたくしが真っ先に思い浮かんだのが、YouTubeで人気の『Sheet Music Boss』さんが作るシリーズで、人間が演奏できないという部分は違いますが、展開やメロディなどあの曲たちを聴いているかのようでした。
とにかく楽しい曲です。
07,
曲名:
Hocus Pocus
(Original Single Version)
ミュージシャン:
Focus
個人的にDISC2でこの曲が一番格好良いと思います。
イントロのメロディがバックでちょくちょく流れる規則性ある流れと、疾走感のあるテンポの中弾きまくるエレキギター演奏と手数の多いドラミングが熱いです。
Volume 2:The Score for A Score(1枚組CD)
各曲感想
(インストと呼べるもの)
全28曲中/5曲のみ
03,
曲名:
SECOND INTERMEZZINO POP
ミュージシャン:
ENNIO MORRICONE
口笛気分でお散歩や、ゆっくり店内で買い物みたいな、軽快なのにゆったりとした時間が流れているような曲です。
ベースの心地良いリズムとオルガンの演奏が心地良いです。
06,
曲名:
SUNSET THAT RIDE
ミュージシャン:
STEVEN PRICE
夕日が沈むというよりは、暗闇が訪れる的な表現が強いような印象の曲です。
13,
曲名:
TAKILLYA
(BABY DRIVER MIX)
ミュージシャン:
VINNIE MANISCALCO
『Tequila』をベースに台詞が入っていたり銃声などの効果音が入っているEDMサウンドになります。
アナログな管楽器の音とBASSリズムなどデジタルなサウンドが合わさっています。
20,
曲名:
HOCUS POCUS
(BABY DRIVER MIX)
ミュージシャン:
FOCUS
曲『Hocus Pocus』に台詞とカーチェイス音や銃声などがミックスされた曲です。
曲のリズムに合わせての銃声など迫力のあるミックスとなっております。
22,
曲名:
NEW ORLEANS INSTRUMENTAL.NO.1
ミュージシャン:
R.E.M.
戦いなどの緊迫した精神状態から解放され、全てが終わった様子が感じ取れる雰囲気の曲で、どんよりした感情と晴れやかな感情が表現されているようです。
最後に
洋画のサントラというのはイメージアルバム的なものが結構多い印象で、しかも有名なミュージシャンのヴォーカルものが収録されているものがあると思います。
そんな中この『BABY DRIVER』という映画は、劇中使用が元々既存の曲で、インストゥルメンタルも多いという情報だったので期待していたのですが、100%満足というものではありませんでした。
ですが、最初から普段聴かないインストゥルメンタルを求めて購入したので、個人的には「こういうものも良いな」という発見はありました。
でも実際に期待するような沢山のアーティストのインストがたっぷり入っているようなものを考えたら、普通に高額になりますよね。







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