メロディアスで異空間的サウンドなのにどこか暖かい。街灯の光に包まれながらのドライブや、ネオン輝く街を散歩しながらなどに最適なインストゥルメンタル!夜の都会向けアンビエントミュージックとして、もってこいと感じた1作品!

2024-02-15

作品名:
Threshold

グループ名:
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 メロディアスインストが心の栄養な私ですが、そんな好みのサウンドでとてもグルーヴィーな『colspan』!
こちらのグループの特徴は、テンポの速い・遅いに関係なく、身体が自然にリズムを刻んで揺れてしまうというところだと思います。

 ブログのいろんなところで書いていますが、もともと起承転結ができるだけはっきりしていて、泣ける感動系インストが好みなのですが、colspanはそのタイプのサウンドではありません。

こちらの作品は、メロディアスというのが前提にあって、あたりまえに流れている『時』がそのまま音楽になっているような、ごく自然に自身の現実世界でバックに曲が付いているような感覚になる、不思議なメロディアスバンドサウンドです。

 ジャンルは、「ジャズやロックが交差し・・・」とCD帯解説にもあり、〇〇音楽という型に縛られない、近代的な新しいサウンドだと感じます。

ポイント

・ノリを重視する方に最適なグループ。

・アナログレコードのようなレトロな空間が広がる。

・サイケ的なサウンドの中に見え隠れする美メロがたまらない。

レコチョクは試聴が出来ます。

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目次

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感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想

🎼:colspan

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い)
 🟣🟣🟣🟣🟣
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🟣⚪⚪⚪⚪
疾走感
(⇦スローテンポ多・アップテンポ多)
 🟣🟣🟣⚪⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 ⚪⚪⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)
 🟣⚪⚪⚪⚪

メンバー

Takayuki Umeda
ピアノ

楠川昌平
ギター

ROUX
ドラム

CDクレジットより

<参加ミュージシャン>

ヴォーカル(8曲目)

森 心言

ベース

秋山 開(ex-colspan)
(4,5,8曲目)

中山拓哉(Gecko&Tokage Parade)
(13曲目)

OCYA
(12曲目)

Yutaka Itano
(6,11曲目)

Sampei
(7曲目)

Hideyuki Miyasako
(14曲目)

各曲感想

1.
Homecoming

 どこかさみしさのある雰囲気で、ピアノをメインにメロディアスに展開していく曲です。
気持ちの良いギターサウンドとピアノで後半に行くにつれ、演奏に厚みが増していき派手ではないですが盛り上がっていきます。

2.
White Night

 なんとなくアナログレコードのような暖かい音になっていると思います。
ドラムの演奏が機械的な感じを表現していて、メトロノームのように淡々とリズムを刻んでいく感じが格好良く、身体も自然にノッてしまいます。

3.
Drive Slow

 スローなドラムンベースというようなサウンドで、不思議な空間を感じさせるメロディーが乗っかったような印象です。
デジタルな音とメロウな中にエッジの効いたギター演奏が合わさった、異空間トリップ系の曲です。

4.
Add

 ノリの良いテンポの曲で、手数の多いドラム演奏と序盤の綺麗なピアノ演奏、リズムとメロディ両方で暴れまわるベースサウンドがとても格好良いです。

5.
Revolver

 とてもメロディアスで、ギターもピアノも弾きまくる気持ちの良い曲です。
重厚感のあるバスドラムのリズムに宇宙的なギターサウンドと、弾む爽やかなピアノの演奏が特徴的です。

6.Decision

 美しいピアノフュージョンです。
勇壮さもあり、アニメ・ゲームの世界でもありそうな格好良い曲です。
良い意味でどこか耳にしたことがある少し古風なメロディで、途中のピアノ、ギターのソロもメロディアス重視でとても良曲です。

7.
Masquerade

 サイケデリックな雰囲気にジャズファンクを合体させたような感じです。
この作品どの曲もそうですが、ベースの主張がとても気持ち良く身体に響く感じが良いです。

8.
Gear 2020 feat.森心言

 ヴォーカル曲

9.
Recollection

 ベースとドラムのどっしりとした演奏を基盤に、モダンジャズの雰囲気を融合させたような格好良い曲です。
メロディは日本のヒーリングサウンドにもありそうな、優しく癒やしも感じられるピアノ演奏が魅力だと思います。

10.
Reflection – re:plus Remix

 こちらも前曲と似ている雰囲気で、和風ヒーリングでありそうなピアノメロディが美しく、少し幻想的なギター演奏も加わって、とても癒やされる曲です。
ホーンはいませんが本場アメリカのモダンジャズを和風にした感じの印象です。

11.
Hunt

 ピアノジャズとロックが合わさったような曲で、弾きまくるギター中心のサウンドに軽快なピアノのバッキングが心地よく、Jazzyなピアノソロも凄く魅力的です。

12.
Heart of the City

 ギターが歌っているという表現が似合うような曲で、スローテンポでファンクロックのような雰囲気もあり、とてもポップでもあるサウンドです。

13.
Crack of Dawn

 ドラムとベースがとても気持ち良く、ギターサウンドがファンキーな曲です。
メロディは悪くないですが、感動系と不思議系の混ざりあった感じになっています。

14.
Monolith

 最終曲に相応しい、とても染みる素敵な曲です。メロディは、感動系好きな私も好みなエンディング系で好きです。
ドラムとベースが重厚であるところが、切なさや悲しさ的な印象をものすごく際立たせている印象です。

最後に

 こちらの作品のサウンドは、個人的に、物語を想像させるようなファンタジックな感動は生まれなかったのですが、ビートで身体から感じ音を楽しむというところでとても良いと思いました。

それに加えメロディも良いところが、都会の街並みの中をドライブする時に、テンションを上げてくれるのではないかと感じました。
同じドライブでも、自然いっぱいのリゾート感満載の場所では、ちょっと似合わないかもしれません。

 個人的に近いと思った『fox capture plan』と比較しても、身体で感じるビードが圧倒的にこちらの『colspan』のほうが強く感じられると思いました。

もちろん人それぞれ感じ方は違うので、皆様に合ったドライブシーンを見つけて頂けたらと思います。


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