力強いピアノの美メロディとロックサウンドが見事に融合。ポップなサウンドもしっかりおさえている1作品。

2025-07-06

作品名:
ミネラル
(1993年作品)

ミュージシャン:
松岡直也

 
 日本人がとっても大好きな楽器【ピアノ】。
メジャーな楽器なので、「どのグループの作品聴こうかなぁ?」なんて選ぶ状態になりそうな気もしますが、意外に理想なグループが比率的に少ないと感じてしまいます。
 
今回はピアノがメインのメロディアスでロックなフュージョン作品を紹介します。
1993年の作品、松岡直也さんの【ミネラル】です。

ポイント

ピアニストの作品ですがギターフュージョンとしも楽しめる。

今作品はラテンが影を潜めている。

ストーリー性を感じさせるドラマチックな作品である。

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感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い度)
 🔵🔵🔵🔵🔵
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🔵🔵⚪⚪⚪
疾走感
(⇦スローテンポ多・アップテンポ多⇨)
 🔵🔵🔵⚪⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 ⚪⚪⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)

 🔵🔵🔵⚪⚪

松岡直也さんと言えばラテンフュージョンですが、この作品はパーカッションを入れずに制作されています。
もともとギターを弾きまくるサウンドが多いので、パーカッションが無いことで正統派ロックフュージョンになっていると感じます。

レコチョクは試聴が出来ます。

紹介した松岡直也作品

この作品時点メンバー

松岡直也     
ピアノ&シンセサイザー

高橋ゲタ夫    
ベース&コーラス

外山明      
ドラム

大橋勇      
ギター

松岡真由美    
コーラス

深沢順      
シンセサイザー&プログラミング

CDブックレットより

曲の紹介&個人的感想

1.
GOOD MORNING MONDAY

 カーテンを開けると、目を閉じたくなるなるような眩しい朝日が射し込む。
そんな情景が浮かびそうなシンセサイザーイントロから、軽快なギターリフとドラムでリズムを刻み、その後から明るいピアノサウンドが入り疾走する流れが、1曲目にとても合っていると思います。

2.
ラッシュアワー・ジャンクション

 ギターメインのミディアムテンポなロックサウンドで、ファンキーなジャズピアノも少しあります。

3.
時の流れのままに

 悲しくなりすぎないピアノメインのバラード調な曲です。
ピアノ単音進行ではなく、シンセサイザー、ギターが優しくピアノとユニゾンしているのが気持ちいいです。

4.
RUNNING TO THE SKY

 初めてこのアルバムを聴いた時に、ヘビーローテションしていたとても大好きな曲で、私の好みの曲はこのタイプです。
とても勇壮な雰囲気な曲調で、松岡直也さんがよく使う1番はギターメイン、2番はピアノがメインのスタイルで、最後ギターソロからピアノでAメロにもどり盛り上げて終わるところが最高に好きです。

5.
WORKING BEAUTY

 ちょっとダンサブルなギターサウンドです。
コーラスとなっていますが、普通に歌詞ありの曲な感想です。

6.
ひまわりの丘

 悲しめのバラードです。
実際にどうなのかはわかりませんが、ベースがウッドベースっぽい感じなのが好きです。

7.
あの夏を日を

 ピアノメインのポップなポジティブバラードです。
この曲のもったいないところは、最後盛り上がって行き、フェードアウトで終わっていく時にピアノソロ的なのが微かに聞こえてくるところです。
「あぁ〜、もう少しソロ聴かせてもらいたかったぁ〜」と思います。

8.
SWINGIN’ WALK

 シンセサイザーメインのミディアムロックナンバーです。

9.
きっと明日

 とても松岡直也さんらしいピアノフュージョンだと思います。
初期の【午後の水平線】などを彷彿とさせる、個人的には名曲だと思います。
後半のラテン風味が感じられるピアノソロと、締めのソロがたまりません。

🎼:松岡直也

リゾートミュージック感は残念ながら少ない

 躍動感のある曲は多くはないので、ノリノリの作品を求めている方には少し物足りないかもしれませんが、パーカッションを入れずラテン音楽が無いこの作品はレアだと思います。

爽やかな正当なフュージョンが好きな方にオススメです。