各ジャンルカヴァーからオリジナル作品まで、幅広いヴァイオリンインストゥルメンタル2作品。

2024-12-10

作品名:
dark EYEs
(2000年作品)

グループ名:
D.F.O.(Digital Future Orchestra)

 
 バンドスタイルのクラシカルなヴァイオリンインストグループ、D.F.O.のデビューアルバムと2ndアルバムを紹介します。
クラシックに限らず色々なジャンルの楽曲をアレンジし、グループオリジナル曲もしっかりと入れきます。

知っているメロディが出てきて、「あっ、あの曲のアレンジだったんだ!?」など、ちょっとした楽しみもあると思います。

2作品ポイント

ヴァイオリンが3人いることで、バンドスタイルなのに厚みがある音が楽しめる。

名曲の多彩なアレンジが楽しめる。

ゲームミュージック好きにもオススメ。

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メンバー(2作品とも同)

楢村海香(ならむら みか)
ヴァイオリン

森末夢美(もりすえ ゆめみ)
ヴァイオリン
ヴィオラ

中村理沙(なかむら りさ)
ヴァイオリン

寺田志保(てらだ しほ)
キーボード
ピアノ

三浦智津子(みうら ちづこ)
ドラム
パーカッション

CDブックレットより

デビュー作品【dark EYE】2000年作品

 この作品は5曲収録でミニアルバムという感じです。オリジナル曲は1曲のみで残りはアレンジ作品になっております。

レコチョクは試聴が出来ます。

🎼:D.F.O.

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い度)
 🟣🟣🟣🟣⚪
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🟣⚪⚪⚪⚪
疾走感
(⇦スローテンポ多・アップテンポ多⇨)
 🟣⚪⚪⚪⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 🟣🟣⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)

 🟣🟣🟣🟣🟣

曲感想

1.
Bumble Bee

 ロシアの作曲家N.A.リムスキー=コルサコフの『熊蜂の飛行』のアレンジ曲で、D.F.O.ヴァージョンはドラムが入っているので、ちょっとロックな雰囲気を感じられます。

2.
Bird

 寺田志保さん作曲のオリジナル曲で、リズム隊は静かでヴァイオリンで気持ちよく進行していきます。悲しい感じのメロディですが、とても好みです。

3.
Siciliano

 ガブリエル・フォーレの同名前曲のアレンジで、原曲に忠実なアレンジになっていると思います。

4.


 エドヴァルド・グリーグの同名前曲のアレンジで、若干ダンスミュージックっぽくなっています。
そのせいか、不思議な雰囲気になっています。

5.
黒い瞳(Virtual Live)

 ロシア民謡の同名前曲のアレンジで、ライブしているかのように表現しています。
エレキギター(小坂良輔)・エレキベース(黒田元浩)が参加していて、70’年代エレキサウンド風に仕上がっています。

2ndアルバム 鮫 2001年作品

作品名:


こちらはサウンドに厚みが増しバンド感がより強くなった作品だと思います。
さすがという1枚で、曲ごとの展開も複雑になっているので、聴いていて飽きません。

レコチョクは試聴が出来ます。

🎼:D.F.O.

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い度)
 🟣🟣🟣🟣⚪
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🟣🟣⚪⚪⚪
疾走感
(⇦スローテンポ多・アップテンポ多⇨)
 🟣🟣⚪⚪⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 🟣🟣⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)
 🟣🟣🟣🟣🟣

曲感想

1.
エリーゼのために
 
 有名なベートーヴェン作のアレンジで、とても迫力のあるイントロからロックなリズムで進行していき、ヴァイオリンでしっかりとクラシック音楽の原曲感も表現しているノリの良い曲になっています。

2.

 
 楢村海香さん作曲のオリジナル楽曲で、ギターのリフもありヴァイオリンリードでガッツリロックサウンドになっています。

3.
Caravan
 
 ジャズピアニストのデューク・エリントンの名曲をアレンジしていて、ヴァイオリンメインですが、キーボードも良いところで主張しております。

4.
Besame Mucho

 コンスエロ・ベラスケスの曲のアレンジで、哀愁漂うアレンジになっていると思います。
アコースティックギターがバックで入っていることで、スペイン民謡感もしかっり感じられます。

5.
Forest

 寺田志保さん作曲のオリジナル曲です。
個人的感想ですが、とてもジブリっぽいと感じました。
ドラマの大事な部分とかでも使用されそうな展開がしっかりある聴き応えある曲です。
ピアノとヴァイオリンの素敵な進行で、映像の中で流れてきたら涙を誘う曲だと思います。

6.


 寺田志保さん作曲のオリジナル曲で、こちらは静かなタイプなので盛り上げて感動する曲ではなく、ピアノメインのしっとりしたバラードです。

クラシック楽器のヴァイオリンをバンドスタイルで演奏 

 ヴァイオリンは、ヘヴィメタルバンドなどでも、メインメンバーとして活躍していたりするのでフュージョンやロックにとても合う楽器だと思います。

ヴァイオリニスト個人で活動されている方は沢山いますが、バンドグループとして活動するのは本当に少ないです。
D.F.O.さんもこのスタイルでずっと活動を続けてほしかったです。