爽やかなループ美メロと、身体に沁み込む厚いビートで、違う時の流れへと誘われるような、現実逃避型インストゥルメンタル!1作品

2024-12-10

作品名:
newdays
(2010年作品)
グループ名:
Schroeder-Headz

 わたくしの音楽を気に入る基準として、80%がメロディアスであるかどうかになっているのですが、残りの20%の中で、『テクニカル演奏に酔いたい』『次から次と迫る音のシャワーを浴びたい』『とにかくスカッ!としたい』『夢の中のような世界へとトリップしたい』などがあります。

わたくしの中で20%に属する、ストーリー性は薄いけど即興系グルーヴを感じられるという意味でJAZZがあります。
映画のワンシーンやライヴ、ジャズバーなどの演奏風景を見てもゾクゾクします。

そこで欲が出てくるのですが、スペシャルなメロディックさと、厚いビートで身体が揺さぶられるジャズ演奏の音が、素敵に融合したサウンドを求めてしまいます。

そんな個人的な欲をかなり満たしてくれているのが、今回ご紹介している『Schroeder-Headz』さんです。

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この作品時演奏メンバー

Produced and Piano,Programming
Schroeder-Headz(Shunsuke Watanabe)

Yu Suto(U&DESIGN)
ベース
Hiroyuki Suzuki(U&DESIGN)
ドラム

CDブックレットより

感動的メロディーが好みな私が聴いた場合の全体感想

🎼:Schroeder-Headz

メロディアス
(聴きやすさ)

💚💚💚💚🤍

どの曲もメロディックで、トリオ演奏なのでごちゃごちゃした複雑な感じもなくとても聴きやすいです。

涙腺刺激
(抒情的美メロ)

💚🤍🤍🤍🤍

綺麗なメロディの曲が揃っていますが、せつなさや悲壮感のように胸に刺さるような曲はないです。

演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)

💚💚🤍🤍🤍

ベースパートは比較的乱舞していますが、拳を突き上げたくなるような超絶技巧は全体的にないです。

ワールドミュージック色
(民族音楽的要素)

🤍🤍🤍🤍🤍

民族音楽的伝統を感じれる曲は無しです。

ファンタジック
(壮大・神秘・幻想的)

💚🤍🤍🤍🤍

現実的な私生活の中で感情に訴えかけるサウンドなので、ファンタジー要素は無しです。
個人的に神秘的な印象を受ける部分が多少あったので、1にしました。

疾走感

スローなのは2曲ぐらいで、流れていく景色が似合いそうな軽快な曲揃いです。
スローな曲でもリズムパートがしっかりしているので、心地よいグルーヴ感があります。

曲展開

心地よいメロディのループが素敵な印象で、美メロがサラッと駆け抜けていくような、展開がとてもシンプルな作品だと感じます。

※タワーレコードは商品の取り扱いありませんが、試聴ができます。

各曲感想

最後に

 こんなことを言うとJAZZファンの方に怒られてしまうかもしれませんが、個人的にはホーンセクションのないJAZZが好きで、Schroeder-Headzの純正のJAZZではなくフュージョンともまた違った、コンテンポラリーなサウンドがとても気に入りました。

トリオなので複雑な音の交差が少なく、ドラムとベースに自然と耳がいってしまうような、リズムで気持ちよくなれるグループだと感じました。