どこかせつなく哀愁あるメロディなのに、グルービィなピアノの旋律で自然に身体が動き出す。(1作品紹介)

2024-02-15

作品名:
completeplan
タワーレコード限定CD
(2019年作品)

グループ名:
fox capture plan
 
 情景が次々と入れ替わっていくように流れる展開で、ずっと聴いていられるサウンドの波を作り出す素晴らしいグループです。
初めてこのバンドの曲を聴いた時は、私の好きなCASIOPEAの『LOOKING UP』に近いタイプの『Butterfly Effect』がガッツポーズでした。
ポップではなくダーク寄りな雰囲気の曲が多いですが、メロディはとても綺麗で激メロ満載です。

ポイント

メロディアスなピアノインスト。

疾走感のある楽曲が多い。

即興ジャズを聴いているようでもあり、連弾演奏を彷彿とさせる流れるような演奏も楽しめる。

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メンバー

岸本 亮(Piano)

 カワイヒデヒロ(Double Bass)

 井上 司(Drums)

CDブックレットより

ゲストミュージシャン

 雨宮 麻未子(Violin)3、7曲目

 須原 杏(Violin)3、7曲目

 角谷 奈緒子(Violin)3、7曲目

CDブックレットより

感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想

🎼:fox capture plan

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い度)
 🔵🔵🔵⚪⚪
演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)
 🔵🔵⚪⚪⚪
疾走感
(⇦スローテンポ多・アップテンポ多⇨)
 🔵🔵🔵🔵⚪
ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)
 ⚪⚪⚪⚪⚪
涙腺刺激
(抒情的美メロ)
 🔵🔵⚪⚪⚪

曲別感想

1.
Butterfly Effect
(Trio Ver.)
 
 こちらは通常ヴァージョンと違い3人のみの演奏なので派手さは無いのですが、演奏してる感がとても出ていると思います。
ダブルベース『コントラバス』の独特な低音がやはり気持ち良く、ストリングスない分ピアノの流れるような演奏が際立っていて好きです。

2.
Acceleration

 弾むようなピアノメロディをリフのように繰り返しながら進んでいき、哀愁漂う展開になる部分もありドラムで盛り上げるパートから最初のメロディに戻って終わりるところが好きです。

3.
S.O.S

 ヴァイオリンの演奏も入り、ピアノを弾きまくるプログレッシブ感が強い曲です。

4.
Passion Dance

 McCoy Tynerさの曲で、こちらは全楽器がプログレッシブに乱舞する曲で、コンテンポラリー・ジャズの良さが存分に味わえます。

5.
Yellow Counter

 スローテンポでダークな雰囲気のベース演奏が気持ち良いです。

6.
Wait And Bleed

 Slipknotの曲のカヴァーで、緩急がとてもある格好良い曲で、ちょっと暗めな雰囲気な中にピアノの美メロディが見え隠れする感じがくせになる曲です。

7.
In the darkness
(Full Arrange Ver.)

 個人的に凄く好きなタイプの曲で、ストリングスがとても曲全体の雰囲気にマッチしているのと、勇壮なイントロのメロディが中盤と最後に盛り上げてくれます。

8.
First Lnpression

 ドラムパターンがとても心地良く、落ち着いた雰囲気の中にピアノの連弾が生えます。

9.
Logical Gorilla
(Re:Recording Ver.)

 スローテンポな進行の中でピアノ連弾と手数の多いドラムが特徴な曲です。

10.
Primitive Mechanics

 不思議な雰囲気でメロディアスな曲ではなく、ピアノの演奏技術を楽しむ曲になっています。

11.
other side

 とてもノリの良い曲で、透き通る感じのピアノメロディで身体が自然に揺れてしまいます。

12.
Goin’ Home

 アントニン・ドヴォルザークの『家路』のカヴァーで、原曲に忠実なアレンジなので気持ちよく聴けます。

最後に

 ジャズはダンスミュージックに近いと思っていて、身体で感じる部分も多いジャンルに感じます。

叙情的だったりファンタジックなメロディは、どちらかというと望めないですが、fox capture planさんはとても切なく感動的なメロディをところどころ散りばめてくれているので、好きです。