勇壮でどこかせつないサウンドが勢ぞろい!メロディアスフュージョン1作品!
作品名:
SOLITUDE
(1994年作品)
グループ名:
T-SQUARE and FRIENDS
私が、「具体的にどんな曲が好きなの?」と聞かれたら、「この作品を聴いてみて!」と答えるほど好みの塊のような作品です。
物語の始まり感・感動・切ないバラード・勇壮なる闘い・エンディング感。とにかくいろんな意味で、心を奮い立たせてくれるメロディが沢山詰まっております。
この作品はレース中の事故で亡くなられた、F1レーサーのアイルトン・セナ追悼アルバムとして制作されたものなので、涙もののメロディが詰まっているのは必然なのかもしれません。
こういった背景があると、『激メロ作品』としてお勧め紹介するのは不謹慎なところもあるかもしれませんが、良い作品は良い作品なのでご了承下さい。
ポイント
レコチョクは試聴が出来ます。
この時期メンバー
安藤まさひろ(ギター)
和泉宏隆(ピアノ&キーボード)
須藤満(ベース)
則竹裕之(ドラム)
本田雅人(EWI&サックス)
感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想
🎼-T-SQUARE and FRIENDS
各曲感想
1.
HEAVEN KNOWS
作曲・編曲:
則竹裕之
and FRIENDS:
難波正司
(ピアノ&キーボード)
永井敏己
(ベース)
斎藤仁
(シンセサイザー)
イントロからすでに好きで、メロディからするとガンガン疾走感を出してもおかしくない感じなのですが、あえてドラムパターンの疾走を抑えて、じっくりためて力強く進行するところがたまらないです。
途中のピアノでサビ前の感動を演出するところも完全に好みです。
この作品の曲は全てそうなのですが、なぜかEWIの響きが悲しく聞こえます。
2.
SOLITUDE
作曲・編曲:
安藤まさひろ
and FRIENDS :
松原正樹(ギター)
櫻井哲夫(ベース)
アコースティックギターの切ない響きが特徴の曲で、恋愛ドラマ・映画で、過去を振り返るシーンとかに似合いそうな雰囲気です。
櫻井哲夫さんの悲しげなベースソロからピアノのソロに入るところも聴きどころです。
最後極上のアコースティックギターソロでフェードアウトしていきます。
3.
NO END RUN
作曲・編曲:
本田雅人
and FRIENDS:
佐橋佳幸
(ギター)
友成好宏
(ピアノ)
石川雅春
(ドラム)
美久月千晴
(ベース)
浜口茂外也
(パーカッション)
スパニッシュとラテンが融合したようなサウンドで、本田雅人さんの歌うようなEWI・サックス技巧が存分に味わえる曲になっています。こちらもメロディが極上で泣ける作品です。
4.
SALAMANDER
作曲・編曲:
和泉宏隆
and FRIENDS:
大橋 勇
(ギター)
モダンジャズ風で渋いギターサウンドです。
民族楽器のサンポーニャのような音をサンプリングしたキーボードソロがとても素敵です。
5.
QUIET MOMENT
作曲:
須藤 満
編曲:
岡本 洋
and FRIENDS
岡本 洋
(ピアノ&キーボード)
稲葉政裕
(ギター)
橋本茂昭
(シンセサイザー)
優しいピアノの伴奏に、温かくどこか悲しげなベースのシックなサウンドです。
こういう曲でメインをベースが占めるととてもカッコイイです。
後半の落ち着いたピアノとの掛け合いが綺麗です。
6.
GOOD-BYE HERO
作曲・編曲:
安藤まさひろ
and FRIENDS:
松原正樹
(ギター)
櫻井哲夫
(ベース)
T-SQUAREしか作り出せないと言っても過言ではない、極上のポジティブポップフュージョン!エンディングタイプの曲で、世界の頑張ってる人全ての栄誉を称えるかのような、勇壮称賛メロディです。
宇宙的なキーボードソロから、メロディアスなギターソロを経て、最後に向け激しさを押し殺したような分厚い盛り上がりが好きです。
7.
FACES 1994 Re-Mix Version
作曲:
安藤まさひろ
編曲:
T-SQUARE
リミックスですが、大幅に変えたりせず原曲に忠実なアレンジになっています。
EWIとギターのユニゾンが素敵で、本田雅人さんのエンドソロが激しくて好きです。
8.
HEAVEN KNOWS Reprise
作曲:
則竹裕之
編曲:
難波正司
and FRIENDS:
難波正司(ピアノ&キーボード)
齊藤 仁(シンセサイザー)
ピアノと、伸びやかなシンセサイザーの静かなサウンドがとても切ない曲です。
最後に
こちらの作品に初めて出会った時は、ちょうどPCエンジン CD-ROM2のサウンドに激ハマりしていた時期で、とにかくヒロイックサウンドが好きでした。
PCエンジンも作品によっては、プロのミュージシャンが参加していたり、生楽器の音で表現していたりありましたが、全てがそうであったわけではないので、どこか演奏に物足りないと思っていたところで、T-SQUAREのこの作品に出会いました。
まだ音楽を聴く経験自体が、絶対的に未熟だったあの頃の私は、鳥肌立ちまくりで、ずぅ〜っとこのアルバムを聴いていました。特に『NO END RUN』が当時大好きで、何ループするねん!ってぐらいでした。
T-SQUAREさんは新作のたびに感動していますが、1作品に私好みの曲がここまで揃っているのは(ベストを除いて)、このアルバムだけです。
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