ギターが心地良いハードロックインスト!ハードなサウンドと、ポップで聴きやすいアレンジ!HR/HM全編インスト2作品。わたくしの好み形成シリーズ。

ミュージシャン:
柴田直人プロジェクト

パーフェクトセレクション
コナミ・シューティングバトル

(1993年作品)

パーフェクトセレクション
コナミ・シューティングバトル Ⅱ

(1995年作品)

 様式美なハードロックサウンドや、ギターフュージョンのインスト作品はそれなりに存在すると思いますが、ちょうどその中間的なサウンドでとても聴きやすいギターロックインストは、なかなか出会えないような気がします。

 そんな中で、わたくしがインストゥルメンタルCDを本格的に購入し始めた頃(1992年中学生)に発売されたゲームミュージックアレンジ作品で、コナミの『パーフェクトセレクション・バトル』シリーズが、自分でCDを購入しインストを本格的に聴き始めた時期と重なるのもあり、ハードなロックアレンジのゲームミュージックでは個人的に最強なのではないか?と思うほどの作品です。

 今回はシューティングバトルを紹介します。
ヘヴィメタルバンド『ANTHEM』のリーダー柴田直人さんを起用し、当時ゲーム音楽にとても定評のあったコナミシューティングの曲を、ハードなギター演奏にアレンジし、なおかつマニアックになりすぎないポップ寄りのアレンジがとても心地良く、聴きやすいポジティブサウンドが詰まった作品になっております。


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2作品ポイント

・原曲に忠実アレンジである。

・ハードロック作品であるが、2作品とも非常に聴きやすい。

・使用ゲームを知らなくても楽しめる良曲揃い。

パーフェクト・セレクション
コナミ シューティング・バトル
(1993年作品)

 作品の内容・アレンジ・音の質など、現代のゲームミュージック業界だと当たり前だと感じる人も多いかもしれませんが、1993年という時代でにここまでハイレベルな作品を企画し、世に送り出してくれたコナミさんと、さすがヘヴィメタルバンドの柴田さんという双方の実力を感じることが出来ます。

当時ゲームミュージックの生バンドアレンジでは、頭一つ抜きに出ていたのではないでしょうか。

🎼:柴田直人プロジェクト

感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想

ポップ感
 (聴きやすくメロディアスな曲が多い)

演奏乱舞
 (ソロパートなど魅せプレイの充実度)

疾走感
 (スローテンポ多・アップテンポ多

ワールドミュージック色
(民族音楽的サウンド)

涙腺刺激
 (抒情的美メロ)

メンバー

<作曲>
コナミ矩形波倶楽部

<演奏>
柴田直人プロジェクト

柴田直人
(ギター・ベース)
清水昭男
(ギター)
ジェフ藤本
(シンセサイザー)

<ゲストミュージシャン>
小牟田”Charlie”聡
(キーボード)

清水保光
(ギター)
1、10曲目

CDブックレットより

各曲感想

1.
Boost Up
(XEXEX)

 疾走感のあるハードロック全開のギターインストです。
ソロの部分もあり爽快ですが、少し短い曲なのが残念です。

2.
Machine Graveyard
(サンダークロス)

 重厚で一つ一つリズムを刻む感じのスローサウンドです。
浮き沈みが少なく素っ気ない気がしますが、ハードなギター演奏は体感できる曲です。

3.
Nostalgic
(トライゴン)

 泣きのギターで聴かせるバラードタイプの曲です。
メロディもなかなか格好良く、バックのさりげないシンセサウンドがムードを演出しており、終盤に向けてギターの演奏が激しくなっていくのが魅力です。

4.
Gradius Boss – Salamandar Boss – Fire Dragon
(グラディウスⅡ ゴーファの野望)

 ちょっとしたメドレーになっており、メジャーで馴染みのある3曲です。
グラディウスボスの演奏がギターのみになっていて少しレア感があります。
沙羅曼蛇ボスはメインメロディを少し変えて演奏していて、印象が少し違う感じになっているところが良いです。

5.
Maximum Speed
(グラディウスⅡ)

 原曲に忠実なギターサウンドです。
シンセとギターのユニゾンが魅力の1つで、雰囲気は少し明るいアレンジになっていると思います。

6.
Departure Again
(沙羅曼蛇 -MSX-)

 刻みリフがザクザク気持ち良い曲です。
メロディはシンセでギターはバックで支える構成ですが、ソロはしっかりギターが弾きまくるところが良いです。

7.
A-JAX
(A-JAX)

 とてもポップなギターインストになっています。
ツインギターのユニゾン・ハモリがとても綺麗で、90’s J POPな雰囲気のようななものが味わえる曲だと思います。

8.
Dog Fight Ⅲ
(サンダークロス Ⅱ)

 とてもメロディックな曲で、シューティングゲームらしいサウンドが楽しめます。
シンセ中心で勇壮なメロディが演奏されており、ギターは泣きの演奏とソロをしっかり披露してくれる部分はあります。

9.
Out of the Blue from Hyperspace
(XEXEX)

 ロックンロール的なノリで、激しいギター演奏が楽しめる疾走感のある曲です。
サビにあたる部分はコナミシューティングらしいメロディで、終始ギターの気持ち良さを味わえるところが良いです。

10.
Battles of Battleship
(サンダークロスⅡ)

 ネオクラシカルなサウンドで、こちらもギターのユニゾン・ハモリが堪能できる曲です。
メロディも作品1の格好良さでとても勇壮です。
ラストに来ていることもあり、このアルバムの良いところ沢山詰まった良曲だと思います。

パーフェクト・セレクション
コナミ シューティング・バトル Ⅱ
(1995年作品)

 1作目も良い作品ですが、2作目は数倍パワーアップしております。

音質もとても良く、CDブックレットの解説に、

「原曲のイメージを壊さずにロックとして再生させることに重点を置いたので、いい感じに仕上がったと思います。メロディもシンセを中心に組み立てたのでゲームファンの皆さんにも無理なく聴けると思うのですが…。」

とあります。

まさにその通りで、コナミシューティングらしさを思う存分楽しめ、なおかつスペシャルな演奏を聴けるとても素晴らしいアルバムです。

 1作目以上にポジティブメロディな楽曲が揃っており、「さすがプロミュージシャン起用プロジェクト!!」といった感じです。

ハードロック好き・フュージョン好き・ゲームミュージック好きと、たくさんのジャンルユーザーが楽しめると思います。

🎼:柴田直人プロジェクト

感動メロディが好みの私が聴いた作品全体感想

ポップ感
(聴きやすくメロディアスな曲が多い)

演奏乱舞
(ソロパートなど魅せプレイの充実度)

疾走感
スローテンポ多・アップテンポ多

ワールドミュージック
(民族音楽的サウンド)

涙腺刺激
(抒情的美メロ)

メンバー

<作曲>
コナミ矩形波倶楽部
<編曲>
柴田直人
<演奏>
柴田直人プロジェクト

柴田直人
(ギター・ベース)
太田カツ
(ギター)
加瀬竜哉
(シンセサイザー)
工藤恭司
(ギター)
斉藤和正
(ギター)

CDブックレットより

各曲感想

1.
PRELUDE OF LEGEND
(GRADIUS Ⅲ)

 こちらはとても名曲で、個人的には「グラディウスといえばこの曲」と言えるほど印象に残っているメロディです。
原曲をキレイにハードロックアレンジしており、途中にしっかりとギターソロが入り、グッと来る曲展開に仕上がっていると思います。

2.
CROSS POINT
(A-JAX)

 ギターの流れるような演奏が特徴的で、速弾きも堪能できるノリの良い曲です。
ギターの掛け合いも気持ち良く、サラッと爽快に聴ける疾走が良いです。

3.
LOOK FOR A FORTRESS
(A-JAX)

 前半は刻みリフが印象的で、中盤辺りから北欧ハードロックのような激メロ展開が入ります。
しっかり泣きのギター演奏で美メロを聴かせてくれます。

4.
TRY TO STAR
(GRADIUS Ⅲ)

 グラディウスⅢは名曲が多い中、この曲も1曲目と一緒で「The グラディウス」といったメロディの名曲です。
ⅠとⅡも素敵なのですが、Ⅲはスーパーファミコンだった事もあり、音の雰囲気は若干違いますがアーケードのサウンドもしっかり再現されていました。

ポジティブサウンド全開の極上ギターフュージョンといった感じです。

5.
COLONY
(AXELAY)

 シンセサウンドメインの曲で、感動系のメロディではないですが、キーボードで宇宙空間の雰囲気を上手く表現していると思います。
ダークですが重厚なギターリフと熱いギターソロも途中あります。

6.
CRYSTAL CLEAR
(XEXEX)

 この曲はなぜかとても印象に残っていて、ドラムができるわけでもないのに自然と叩く真似をしていた思い出のある曲です。

ギターが歌っているよにな印象を受け、ガッツリメロディを演奏しまっくっている曲です。

7.
FIRST ATTACK
(THUNDER CROSS)

 とてもカッコイイメロディの疾走曲で、シンセメインの展開にギターソロが入ってくるところが興奮します。
時間が短いので、もう少し展開を複雑にしてシンセとギターの掛け合いとかがあったら最高だったと思います。

8.
GIVE MY HEART TO YOU
(GOFER NO YABOU EPISODEⅡ)

 こちらの曲は一気に雰囲気が変わり、シューティングゲームの楽曲と思えないせつないバラードになっております。
哀愁感のあるゴーファの野望らしいメロディで、ハードな展開は息を潜め、曲が短めなのが残念ですが、熱いギターソロはしっかりあり演出に花を添えています。
最後のギターユニゾンでフェードアウトしていくところも好きです。

9.
肝臓ステージ
(LIFE FORCE)

 北欧メロディアスハードにありそうな美しく勇壮なメロディがカッコイイ曲です。
エンディングのスタッフロールバックで流れているようなイメージで、エンディング感のあるアレンジになっております。
派手ではありませんが、ソロでちょっとしたシンセとギターの交互演奏が好きです。

10.
FARAWAY
(TRIGON)

 アレンジされたことによって、昔のアメリカTVドラマ『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』のテーマ曲に少し雰囲気が似ている印象の名曲です。
メロディはこのアルバムで一番良いと思います。

勇敢なメロディでシンセの音も凄く格好良いです。
ギター演奏が少し弱いので、ソロとラストでもっと暴れてくれたら最高でした。
曲が短いのも少し残念です。

最後に

 ブログを始めたことにより、過去の作品を聴き直す機会が増えましたが、やはり名作は名作だなぁとあらためて思いました。
それと同時にこんな素敵な曲を幼い時代から聴いていたのかとも思い、感慨深いです。

 ゲームハードの性能や、ミュージシャンの演奏技術・打込み制作機材の高性能化、様々な効果でとてつもなく壮大なサウンドが劇中で聴けるようになりましたが、演奏ジャンルの垣根がなくなりすぎて、てんこ盛りサウンドになりすぎている感じもします。

同時に、アレンジCDを企画しなくても、サントラですでに豪華な音楽が出来上がってしまっているので、昔のようなドキドキ・ワクワク感も弱くなっています。

 フュージョン系だったり、コンピュータ音を生演奏のシンプルめで、生演奏アレンジした事に価値があった音時代が少しだけ恋しくなりました。